其の1「Mail from USA.」 By ツバメちゃん
[2009/8/18]

こんにちは。初めてお便りします。

私はアメリカ人と結婚して、アメリカの田舎に住んでいる日本人女性です。
昨日、夫と一緒に劇場版マクロス(英語のサブタイトル付き)を観ました。
涙が出ました。中学生の時に映画で観て以来だったのです。やっぱりいい映画だと思いました。とても懐かしかった。
中学生の時に、偶然にテレビをつけたらマクロスをやっていて、すっかりフアンになって。大人になって、アニメでも映画でも、いいものはいいじゃない!って言えるんですけど当時、自分がアニメを観てハマっていることを知られたくなくて、誰にも言ってなかった、隠れ?アニメフアンだったんです。おかしいですね。
映画を観て、是非とも美加さんにお便りしたくなったのです。

ホームページを発見できて嬉しいです。いつも生き生きと前を向いて人生を楽しんでいらっしゃるのですね。
未沙役は、美加さんにとっては過去になってしまっていると思いますが私のように何十年も経って、中学生の時にドキドキした映画を観てまた感動する視聴者がいます。素敵なお仕事ですね。
美加さんのように生き生きとではなく、いつか結婚するだろうと、親の希望のままに目的も無くずーっと会社でOLとして働いてきた私が、いくつかの上手く行かない恋愛を経て、30代で習い始めた英語(なかなかままならず…)で知り合ったアメリカ人男性と結婚して渡米し、今、現地の英語の難しさにダウンして引きこもり主婦のような生活を送っていますが、映画を観て、久しぶりにワクワクしました。
夫は、覚えたての日本語で「ミンメイ、かわいそう」と言ってました(笑)。

夫も私も大の日本好きなので、いつか日本に戻って暮らしたいんですけど・・今は、日本も外国人の雇用が難しいですね。
私も、もう40代になります。どうやって、何に向かって努力をしていくのか、模索しています。時にはもう遅いのかも…と不安に駆られることもありますが「今からでも遅くはない!人生の喜びとなるような、素敵な仕事をみつけて生きていきたい」と思っています。
暑さの厳しい折、お体に気をつけて楽しい夏を過ごしてくださいね。

2009年7月23日 ツバメちゃん



遥かなる大陸アメリカからのお便りにびっくりし、そして励まされました。
私のさせていただいている仕事の、なんと素敵なことよ!と。そして何十年も経って誰かを励ましたりすることがあるという事実に、目の前の1つ1つの作品に全身全霊〜心を込めてやっていかなければと改めて思いました。
‘美加さんのようにいつも生き生きと’なんて言っていただくとちょっと恥ずかしい思いがしますが。実は‘いつも生き生き’とはいかずグズグズとくすぶったりもしますし。でもそのつど『どうせ生きるのなら、生き生きと生きていきたい!』と思い、また歩き出すのです。みんな思いは同じ、なんだか疲れてしまっては道端でしゃがんでぶつぶつ言って「いやいやこんなことでは人生つまらない!」と、また立って前に歩き出す〜の繰り返しなんですね!

このツバメちゃんからのお便りは、ご本人に了解を得て‘わたらっぱんな女たち’復活第一弾として掲載させていただきました。
ツバメちゃん、ありがとうございます!お互い心と体を大事にしながら、前を見て歩きましょう。
まずはアメリカでの主婦生活を楽しめるといいですね。慣れない土地での主婦生活、私などには想像できないご苦労があることと思いますがそれも含めて楽しんじゃえ!なんて無責任かな?!
でも‘アメリカでの主婦生活’を羨ましい〜〜と思う方きっとたくさんいると思いますよ。冒険旅行をしているようなそんな生き方に憧れを感じる人達の分も、その冒険を楽しめますように!
ご主人にもどうぞ宜しくお伝え下さい「大丈夫、ミンメイには歌がある!」と。
お二人ともくれぐれもお身体大切に。

土井 美加



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