VOL.1 はじめに(2004 1.1)

明けまして おめでとうございます
私は「トモダチ」のREIKOと申します。今後私がこの『ワタラッパン』のページをご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私はただ今48才の水瓶座。同じく48才会社員の夫と、20才の短大生の娘、17才の高校生の息子がいます。娘が中学に入るまで、私は主婦業を満喫していましたが、その後パート勤めを経て今に至っています。

さて「トモダチ」のロゴマークは人と人が力強く握手をしている形です。その形はお互いを認め合う心の象徴だと私なりに解釈しています。お互いを認め合うということはお互いを励まし合うことでもあり、それがお互いの力を引き出し、次の出会いへとつながり、そのつながりを大切にしていく中で「トモダチ」が成長していくことを願うものです。

そしてこのページは「今を生きる女性達が何を考え、どう生きているのか?」その生き方や本音を特に女性に焦点を定め問うページにしたいと考えています。
私がこの事を真剣に考えるようになったのは世の中のバブルがはじけ、我が家ももろにその影響を受け、専業主婦を決め込んでいた私が否応もなく社会へ出ることになったのがきっかけです。
それまでの私は、(若い方にはあまり馴染みがないでしょうが)昭和60年当時のテレビドラマ「金曜日の妻たち」俗に言う“金妻”の世界を地で行っていた世代なのです。(残念ながら恋愛に関してはぬけてましたが!)子供が幼稚園に行き始めると、その保育時間内でお母さん達のホームパーティみたいなものがあちこちで開かれ、皆で料理の腕(?)を披露しあったものでした。料理やお菓子のみならず、体を鍛えるヨーガやダンス、はたまたパッチワーク、デコパージュ、ステンシル、トールペインティング、ハーブを使ったオーナメント作りなどなど…数え上げたらたーくさんの趣味にいそしんでいたのです。そしてキャンプだスキーだとわめいているうちに突然ドスーン!と、人生の谷間におっこちたのでした。不況の中、主人の収入が激減してしまったのです。それからの5年間は一日一日を一生懸命に生き、後ろを振り返る余裕もなく走りぬけた日々でした。そして今私は思っています、“私の人生は、私が生きてきた結果なのだから、全てを受け入れ能動的にとらえてこれからを生きていきたい!”“人は皆、考え方、価値観、抱えている荷物、信じるもの、国、言葉、文化、習慣等、自分とは違う事を認め、そしてそれを受け入れる姿勢を大事にしたい”と。

最後に『ワタラッパンって、いったい何?』そう思って、このページを開いて下さったあなたへ「ありがとうございます」。
実はワタラッパンとはスリランカのお菓子の名前です。ただ、スリランカへ旅をしても決して旅のお食事メニューには出てこない、ごく家庭的なお菓子のようです。一言で表現すると“スパイスと生カシューナッツが入ったプリン状のデザート”。他では味わえない不思議な味。しかしこのコンビネーションが絶妙なハーモニーを奏で、なんだか忘れられなくなる…そんなお菓子です。
次回からはこの『ワタラッパン』のページで様々な職業(主婦も!)や年齢の女性たちに“生きる自分”について語ってもらいます。そしてワタラッパンのように一度食べたら忘れられなくなる、そんなページにしたいと思っています。そして「トモダチ」の輪が拡がっていったらなんてステキなんだろう!そう思う2004年のお正月です。

REIKO(2004 1.1)



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